観察者とヴィパッサナー

観察者とヴィパッサナー

量子力学の量子もつれの実験では 量子の性質に観察者による影響があるという

なかでも 二重スリッド実験では 観察すれば 粒子の特性が現れるが

観察しなければ 波動の特性となる 不思議な特性となる

これは観察することが観察結果に影響を与えるということである

であるならば この観察者は誰であるのかが重要なのである

観察対象を観察する人物は 誰なのか 誰でもいいのか

もしこの認知の問題にもつながる

認知するから我ありであり 我が認知するから我ありなのである

この我と観察者は同じである

私と世界の関係性は等しく 一は全である 全は一であることと同じ

つまりは わたしが観ているのは 全ての人が観察しているのと同じであり

誰かが観ているのはわたしが観ているのと同じである

でも意識して観察していないものは 無意識ではればそれは存在しない

つまりは 注意を向けることが大切なのだ

といえば ますます観察することが ヴィバッサナの出番のような感じがする

そうなのである 観察することは物事の変化に影響する 量子力学と合致するではないか

こればブッダが過去に発見した真理である そして今の物理学にとっても真理となりつつある

統合される科学と宗教 これが真理の究極の形なのかもしれない