この異質な感覚の正体とは

雪の下の植物に コロナは存在しない

社会性がコロナを持っているのだ

社会という結界から離れればこれを解決できる

でもそうはできない

雪の下の植物のように ただ生きられないのだ 人間は

こうして社会と個人が微妙な関係性を維持しながら

社会という結界は今も周り続ける

この異質な感覚の正体とは

個があり 全体を構成する それが社会である

個が集まって 全体を構成するのが会社:カンパニーであるはずが

どうやらわたしは 勘違いしていたようだ

勘違いどころか この日本において会社とは 個を抑圧する存在であったのだ

つまり 個性は大切だと口では言っておきながらも 個性を殺していた存在

だから 個性を出さずに変革せよと 訳の分からない目標を会社は求める

このちぐはぐさに振り回されていたのだ

これこそが会社に所属する上での 最大の苦しみのであったのだ

これをはぐらかして 目を背けていては いつかはボロが出る

こうして わたしは会社から取り残される

当然の結末であったのだろう

こうして これらの会社が集まり この国の社会は成立してきた

個の多様性 つまり個性を決して受け入れようとしない社会

これが この日本というシステムであったのだ

この確固たるシステムが完膚なきまでまでに 破壊されずに変革は訪れない

これまでのシステムを維持しながら変革は訪れない

だから カイゼンの掲げるビジネスモデルが 世界から周回遅れの結末となった

このシステムの先に 未来はないことは誰しも肌で感じているにも関わらず

これらを今も認めようとしない社会システムが この日本に停滞と閉塞を産んでいる

この日本が 世界の変化に取り残されているのでは無い

世界とは違う 価値観に固執した挙句意味もわからずに国民は苦しんでいる

離れることができないこの異質な集団思考 これこそが異質であったのだ

過去の幻影にしがみつく国民

この異質さに気づいた時に 会社と社会に違和感を感じ 苦しみを抱く

こうして 社会の泥舟に騙され続けられるだろうか

徐々に全体として沈んで行くのか 今気づくか

今はただそれだけである

こうして今 この先の生き方をどう選択するかが求められている

結界

神社 地域 会社 国家 さまざまに結界は存在している

わたしという個人の存在でさえ 結界である

結界とは集合体である

結界の内に入れば心地が良い

入るためには同調性が必要である

これに反するものは異端児となり排斥される

これがカンパニー集合体の特徴である

カンパニー つまり会社が仕事を作る

そこに所属することで

同調の集合は安心を産む

同調が自己の価値観の確立と他社との共有に安心が生まれる

これが崩されれる または崩される恐れがあるものに 不快を感じるようになる

このようにして社会を妄想(構成)している

これが苦しみの原因であるにもかかわらず

これが この世界の多様性を阻害する要因であったのだ

個人が存在して社会が成立し

社会があるから個人が存在できる

これは 相反するものではなく

互いに調和するものである

個人を認め 多様な個性を認める社会にこそ価値がある

ここに閉塞した社会の問題をとくカギが存在する