困らないと何もしない私

困らないと何もしない私

人は困らないと何もしない

だから困りごとで苦しみ生まれ 進化が生まれる

この困ったことが 進歩を促す最大の推移力となる

苦しみのない生活は何も生み出さない

これはこれで面白いが

この退屈な人生において変化を求めることはデフォルトである

つまらない人生を自ら望む人はいないだろうから

困らなることで何らの面白さを無意識であっても抱いている自分がいる

進歩と後退

昨日より今日進歩している訳ではない

知識や経験を積めば進歩するだろうと思っている

いや進歩していたいと望む自分がいる

でもそう進歩はしない 高齢になれば後退こそする

このジレンマに悩む

進歩できないししてもいない この現実に苛立つ

この現実も知らない連中もいる

だから老害も起きるのだろう

この進歩をする努力をしなくなった存在はいかにするべきであろうか

他人のことは解らないし解ろうとも思わない

せめて どうしようもない存在であるわたしをどうするのか

そうわたしは 劣化して後退・劣化してそれでも生き続けている

生きることに進歩は必要ない

進歩を求めているのは思考の世界である頭

この現実はダブルスタンダートである

社会では進歩を求め 個人では退化を体感する

それも人生である

でもせめて 脳と肉体の退化を認めつつもジタバタせずに穏やかに生きる

それが豊に生きることかもしれない