こころのレジリエンス:回復とは

ネガティヴな状況からの回復力とは

<1日目>

トラブル発生

ネガティブな思考はなぜ消えないのか

思考を丹念に調べるとどうだろう

今起きている 思考はぐるぐると周り続け 一向に離れてくれない

自分が自分の思考を手離そうとしても 決して無理である

無理をすればするほどに癒着した思考が それ以上にその思考が膨れ上がる 大炎上である

もう今日は諦める‥

<2日目>

翌日同じことが思考に起きる

でも 何か同じではない 徐々にではあるがアイデアが生まれている

解決法のヒントがそこにあるかもしれない感触

回復力とは素晴らしい

<3日目>

ダメージがあったことすら忘れている

記憶とはそういうものだ 忘れないようで忘れている

ただ忘れるのではなく

着実に何らの変化をするのがわかる

<得られた物とは>

うちに生まれる 人は苦悩を智慧により解決するようにデフォルトされているのだ

人はそれに気づかないだけ

いつまでも自己を信じず それを引きずり膨らまし続ける だから苦しいのだ

膨らますから破裂する トラブル発生した元々の問題はそっちのけで果てしない 空想の敵を追うようになる

原点を忘れなければ 必ず解決策は生まれる これが私が経験で得られた智慧である

これが生命力という 人類が培ってきた本能であろう

私はそう感じたのだ

こころのレジリエンス:回復とは

日々の生活ではダメージは起き 予期せぬトラブルによるダメージが起きる

生命は リカバリー:回復され生きている限り 否応なく回復される 生命の営みとはそういうことである

人体を構成する生命である細胞が ダメージによる回復を当然している がそれだけであろうか いや回復力とはそれ以上のものを生んでいる

それは それから得られる知識と経験である

それは 頭脳と感覚でもって人体に蓄積されていくことになる

人は当然ダメージを恐れる あえて危険や痛みを望む訳がない

しかしそれ以上に自己にとっての メリットも多いのが真実である

ダメージからのレジリエンス ダメージからのレジリエンス この繰り返しが人生である

これが生命力を伸ばしているのだ やがて自己の強さとなるために

感情の振れ幅

真に成長するとは 感情に無関心になることではない

こころは動くもの だから 何か心を揺らすことがあっても 恐れない これが目指すべき態度である

振幅のピークは なだらかにすればそれは後まで引きずる

振幅の最大を受け入れれば 速やかに戻ることができる

ただしピークに耐えうるには 瞑想など受け止められるだけの器:胆力の強化が必要である

ここでピークを凌いだら 今度は速やかに回復する 智慧:知識と経験による成長

この世の中には自分の思うようにならないことばかり これに嘆くのは意味がない 自分で変えられないことは 自分では何ともならないのだ

真実を理解すること 諦めではなく 本質の理解により 速やかに回復する

これが難関を越える智慧である

感情の振れ幅 ピークを恐れずに 受け入れる 心底怖いかも知れないが 一番の感情の振幅の収まりかたである

健やかに過ごすとは

怒りや苦しみは数知れず訪れる

問題はそれをどう過ごすかである

苦しみに明け暮れればいいが そうはいかない

苦しみを味わい続けることにも意味はある

でも苦しみにどっぷり浸かって抜け出せないことは

人生の過ごし方として相応しくはない

大半の人々は 社会に対する何らかの生産性か消費者として関与すること

が求めらる 国家に対しては良い納税者であれ 家庭においては収入として

世界に何からの関与でもって生きているのが現実である

ならば沈み落ち込んでいる時間はロスである

ここに速やかに立ち直る必要がある