無意識が意識をつくる〜後追いの意識

苦しみが理解を深める

苦しみの中で

無意識で理解されたことが顕在化するには

苦しみというトリガーが必要だった

無意識の発火させるために苦しみを使う

これが生きる智慧であったのだ

だから苦しみにこそ生きる価値があるのだ

意識する7秒前にその行動が決められている

意識による判断の7秒前に脳が判断

(マックス・ブランク研究所ヘインズ教授)

意識に無意識が判断している だからか

意識でどうこうしようとしても何ともならない理由はそこにあったのだ

意識が決めていると思っていたのは そうではなく

もう7秒前にすでに 無意識下で決めたことを意識が追認識しているに過ぎない

こうした経過を経て行動しているんだ

これはコペルニクス的発想の反転である

そう意識による認識は意味の後付けであった

だから好き嫌いの直感が先行するのだろう

当然の反応が理解できる

気持ちと裏腹に行動するのではなく

意識が無意識の判断を理解できていないのだろう

意識とは 無意識の影

意識とは

無意識下で起きた感覚とイメージを

追認識しているに違いない

意識は 無意識の後追いの意味づけ

意識とは無意識の影

そう思えば 意識に起きる

さまざまな情動が理解できる

無意識で定められた情動であるからこそ

意識で情動は制御できないのだ

今理解した現実は

理解した瞬間に それは現象ではなくなる

現象は常に書き換えられ

書き加えられた瞬間に 新たな現実が生まれることが現実である

この理解に立つと 現実を刹那に見ることはなくなる

すべては 静止画から 動画になる

思考的から動的になる

動いたことがすべての現象を変容させる

当たり前といえば当たり前

でもそれが分からないのだ

現実を理解しようとはするな

現象をただ生きよ

認識で思考することでは問題は解決できない

動きながら考える柔軟さが大切なのだ

ここに今を生きるすべてを賭ける