老いと痛みの本質

老いと痛みの本質

風邪をひく 疲れが残る 頭が痛い これまで何度も経験したこと

でも 年を経るごとに 痛みが変質していることに気づく

回復が遅くなり 痛みが深くなり 徐々に苦しみが 増してきたからである

これは 個人的なことかもしれない

でも 回復力は 年と共に遅くなり 体力も当然落ちる

この現象を持って 日常を生きる 胆力を欠かさず 生き続けられるだろうか

苦しみに負け 痛みに嘆くのか

他者にも 攻撃性を持って 批判をする 負のスパイラルに落ち 老年を迎えるのか

何度も何度も 徐々に老いるこの身体で持ってこれを受け入れる

なくなることのない 継続した痛みと不調を抱え生きてく

そう老いるとは 身体の劣化を認めること

老いを受け入れること

このうえで どう生きるのかを 残り少ない選択できる条件の中で 何を選ぶのかを

注意を持って 丹念に生きる

生きること それは より深く濃くなるなる痛みと共に生きることである