脳の作る思考は心を支配する
心は身体を支配する
はたして脳の作る思考のわたしとは?
思考は脳システムが作り上げられた影である
脳は この自分という存在が生まれてからこの身体に起きた記憶と経験が前頭葉に蓄積され それを基に扁桃体が好嫌いで反応するシステム
そのシステムによって思考を巡らした結果 影の存在である思考はわたしという表の存在を作り出す
でも これはわたしの内にしか存在しない
脳の中から一歩外に出れば どこにも存在しない 存在したことも証明できないものである
わたしと思考は脳システムにおける記憶という自分主体の極めてあいまいな存在であるからである
あいまいな過去の作り上げられた記憶は真実をねじ曲げからである
なら 真実はどこにあるのか
真実は身体の内にある
今この瞬間に身体に起きている五感と心によって感じるわたしによって唯一の真実といえる
わたしがあいまいな存在から現実に感じられる存在するには感覚によってこころにと身体を取り戻す
日常の生活で見失われてる感覚をわたしと思考を使い接続する
やがて わたしは感覚とともに認識され、これまで無知と苦しみに覆われていたこころがわたしというが実感を持った存在へと変わる
この真実に気づくことがヴィパッサナー瞑想によって得らる効能
これが 今現在日常の苦しみから解き放たれるとき