観自在菩薩をめざす
頭の中で繰り広げられる前頭葉によるドラマ
好き嫌いによる扁桃体の反応
いづれも止められないことを わたしは経験で知った
この上でどうすればいいのか
この頭で描くもの これによらない メタ:高次の存在を模索する
水面ではさまざまに浮世が映し出され 波立ちがあっても
それに冷静であって 反応しない 高次な存在
メタな認知 メタな自己 これを構築である
そうたいそうなものではない さまざまなドラマや好き嫌いが起きた状況を我に戻り認識する自己がメタな存在である
低次の感情や動揺に振り回されず
より高次な認識に立って 自己を優しく理解する こうしてどのような難局であっても健やかに過ごす これが人生における 健全な生き方である
こうしてこれまでの低次な自己を踏まえた メタ自己を構築する
ただし 低次な自己を否定するものではない 現実に起きていることはすべて真実であるのだ
大きな感覚が生まれれば小さな感覚が見過ごされる
低次な自己があって 高次な自己は存在する
私たちはすべて地球の上に立っている すべては地面からのビルドアップである
一は始まりであって 一はわたしである
こうしてさまざまな自己を満遍なく観察する 自在な存在
これって観ることが自在な存在:菩薩
そう観世音菩薩を目指すことなのかしれない