不思議な自己

己に潜む攻撃性

自分の心が語る

過去の記憶によって悩まされている

そう思っていたがそうではない

過去の記憶が自分の無意識から自らに攻撃しているのだ

過去の記憶が攻撃しているのではない

今の自分が過去のシチュエーションを使いこなし 想像して今の自分を攻撃しているのた

この真実を見過ごされている

敵は外にはない 己の内にあるのだ

この攻撃性が己の本質だと知ること

そして決してそれから目を逸らしてはいけない

じっと己の攻撃性を観察せよ

不思議な自己

自虐を起こす己の本質を理解すると ひとつ世界が広がる

己の理解している自分と 己ではコントロールできない自分が存在している

前者は 内言が伴い会話ができる

後者は 無意識 無反応 勝手に反応する

前者は 認知し反応することができる

後者は 自分で理解もできないし 反応しようもない

前者は 前頭葉の新皮質に由来するのかも知れない

後者は 旧皮質の本能に由来するかもしれない

前者は 言語化 論理化が可能

後者は 非言語化 直感で意味不明

この二つの自己が織りなす自分という存在

なんとも不思議な存在である