自己のかたち

自己のかたち

自己とは さまざまな角度から自己を観察するしかない

わたしの視点 偏った視点から見ても 真の姿は見えない

あるはずの自分の鼻が 普段は見えていないように

片目を瞑った時にしか 目には見えないものもある

当たり前に すべて見えてると思うもの それこそ疑うべきである

Mustの縛りの苦しさ

苦しさは何処からくるのか

するべき思考 英語にはさまざまに表現がある

Should ,have to ,must  etc

物事にはさまざまに評価され 思考が良し悪しを判断している

した方がいいことでもあっても しなければならない と思ったときに悲劇が起きる

差別 暴力 いじめ

同調圧が mustには存在する

本来のしてはならない 五戒を除けば

していいことであるはずが

してはならない そうしなければならない

・・と思った瞬間に縛るへと変化する

変化した結果 良し悪し 怒り 苦しみを生む

本来人は自由なはずであるが

これに縛られたときに自由を奪われる

苦しさは何処かくるのか

自分に問えば それは しなくともよいことに

そうしなければならない 縛りmustをつくってしまう思考にある

これは教育 社会 家庭の成長の過程に原因があるが

生活基盤が社会である以上 それは否定できない

ならばせめて自分のうちに生まれる

価値判断だけは 冷静に観察する必要がある

Have to した方がいい程度 それでいいんじゃないか

これでもって生きていこうではないか

苦しみの象徴としての仏像

今によらず過去の人々も

当然生活する上で苦しんでいた

苦しみは生死に関わる意味では もっと深かったかも知れない

苦しみの表現のその最たるもの それは何か?

それが仏像である

苦しみを抱いたからこそ生まれたのが仏像あった

どんな仏像にも作仏に関わった人の苦しみに対する願いがある

歴史を見れば疑いようのない事実である

何ということだろう

今この苦しみを考えるようになって

これまでやってきた作仏に行き着くとは

でもこの苦しみの集大成である仏像が 今も残っていることが不思議である

目に見えないなずの苦しみの変幻 それが仏像である

ならばこの仏像から わたしはどんなインスピレーションを得るのか

これが面白い

仏像がこの先に残ることにより

未来に苦しむであろう人々に何が起きるのか

とても興味がわく

これは何にも変え難い仏像 本当の楽しみ方なのかもしれない