悪意のひとことから 生み出されるスキーマ

スキーマの嵐

指摘されるコトが怖いスキーマ

こうだと決めつけてしまうスキーマ

もっとこうしたらよかったと後悔するスキーマ

さまざまにスキーマが生まれる

スキーマとは これまでの経験において自分を守ってきた思考

だから 決して悪いものではなかった

でも 今後同じように自分に必要であるとは言えない

そのスキーマで病的であり 反芻することがよくないだけなのだ

スキーマが起きたら 内にどんなことが起きているのかを理解しよう

そして 思考が織りなすスキーマと和解するのだ

大人のスキーマで持って

こころとは

悪意のあるひとことで 生み出されたものは何か

このこころの内に今あるのは

胸の上にモアッとした不快な感覚

パワハラを受けても

この不快の感覚を 感じ続ける

これは 生理的である以前に物質的反応であることを理解して

これを感じているから 私が存在しているのか

この感覚があるから 私はあるのか

なぞが深まる でもこれが私である

思考が進む道を決める

オブジェクト指向 ナラティブ指向

オブジェクト指向では目的が達せられないときに辛い

ナラティブ指向なら その過程を楽しむ

この違いは 思考に影響することを与える

わたしはオブジェクト思考を重視しているのであれば

ナラティブなそれまでの過程を理解する必要がある

逆に自分が ナラティブ思考であれば

今日一日に達成できたことを理解しよう

つまりは その両方を実感することが

二倍の幸せと補完する思考である

表と裏 裏と表 二面を持って足場を固めて

確固たるものが無いにもかかわらず

安定した基盤を持つ

新たなスキーマとは

私が手に入れたのは

新たなスキーマではない

スキーマを変容させ続けることができる自分を持てたことである

どんな状況にあっても

決して諦めず 変容をまつ

どんなに惨めでも 耐えながら

やがて訪れる 自分をまつ

耐えるとは 本当の自分が曇っている状況

見えていない状況から あえて晴れるまでまつ 雲の先にある 空を理解して

本質が訪れることを理解して待つ

これが 本来の自分に気付く態度である

<例えいま目の前がどジャブりの雨が降っていても 上空の雲の上には必ず青空が存在しているのである>

目的のない耐えるとは 意味が違う

うろうろ ソワソワして居る 落ち着きのない 自分では

正しい 見解が見出せない

だから 気持ちに振り回されて居る自分が過ぎ去ることを 耐えながら待つのである

これは決して後ろ向きの態度ではない

これは耐えるのではなく堪えるのだ

これが新たなスキーマ

青空のスキーマである